チュートリアル - マーカー情報を閲覧する

階層リストビューを利用する 

特定フォルダ以下に含まれるマーカー情報を階層化して一覧で表示することができます。様々な方法で一覧を表示できます。

階層リストビューの表示

1. マーカー情報の一覧を表示したいフォルダを右クリックし、コンテキストメニューから「階層リストビュー」を選択します。

2. リストの表示形式を選択します。

3. 選択した表示形式で、マーカー情報の一覧が階層化されて表示されます。


階層リストをカスタマイズする

階層リストのスタイルは独自のものをテンプレートとして追加することが可能です。

1. スタイルシートの記述方法に則して、ファイルを用意しておきます。

2. サイドバー中の任意のフォルダを右クリックし、コンテキストメニューから「階層リストビュー」→「スタイルシート」→「追加...」を選択します。

3. 追加するスタイル定義ファイルを選択する画面が開きます。

4. 用意しておいたファイルを選択します。

スタイルシートの記述方法

スタイルシートの記述方法は以下をご参照ください。

タグ 説明
LIST ルート要素。
ウィンドウタイトル。
FOLDER フォルダ要素。
FID_TITLE フォルダタイトル要素。
ID フォルダ、及び、オブジェクトを任意に識別可能な要素。
CHILDID フォルダ配下のフォルダ、及び、オブジェクトのID群要素。複数ある場合は、カンマ区切り。
OBJECT オブジェクト要素。
OID_TITLE オブジェクトのプロパティタイトル要素。
OID_NOTE オブジェクトのプロパティノート要素。
OID_TXT オブジェクトのコンテンツ要素。
OID_IMG オブジェクトのイメージ要素。
フォーマットは、「data:コンテンツタイプ;base64,base64形式に変換されたバイナリ」
例)data:image/png;base64,iVBORw0KGgoAA...
スタイルシートを使用してHTMLドキュメントに変換する場合は、<img>タグのsrc属性に内容をそのまま渡すことにより、イメージを表示できます。
記述方法は、<xsl:attribute name="src">
<xsl:value-of select="OID_IMG" />
</xsl:attribute>
です。
OID_STRUCTURE オブジェクトの構造要素。HTMLドキュメントからテーブルを取り込んだ情報で、内容はHTMLタグです。
スタイルシートを使用してHTMLドキュメントに変換する場合は、内容をそのまま出力することにより、取り込んだテーブル要素がそのまま出力されます。
記述方法は、
<xsl:copy-of select="OID_STRUCTURE" />
です。
DOC_URL ドキュメントのURL要素。
BGN_DOM ドキュメント内でオブジェクトの開始位置を識別する為の要素。XPathの拡張。
END_DOM ドキュメント内でオブジェクトの終了位置を識別する為の要素。XPathの拡張。
DBTYPE Wired-Marker内でオブジェクトが属しているデータベースに関する要素。
OID Wired-Marker内でオブジェクトを任意に識別する為の要素。

下記のXMLは、実際に出力されたXMLファイルの内容です。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<?xml-stylesheet type="text/xsl" href="20070314010401.xsl"?>
<!DOCTYPE LIST>
<LIST title="マーカー1">
  <FOLDER>
    <FID_TITLE>マーカー1</FID_TITLE>
    <ID>20070314010401</ID>
    <CHILDID>20070314023043,20070314023058</CHILDID>
    <OBJECT>
      <OID_TITLE>JNK</OID_TITLE>
      <ID>20070314023043</ID>
      <OID_NOTE>c-Jun NH2-terminal kinase</OID_NOTE>
      <OID_TXT>JNK</OID_TXT>
      <DOC_URL>http://cancerres.aacrjournals.org/cgi/content/abstract/62/11/3257</DOC_URL>
      <BGN_DOM>//A[@name="top"]/following-sibling::P[2](46)(3)</BGN_DOM>
      <END_DOM>//A[@name="top"]/following-sibling::P[2](49)(3)</END_DOM>
      <DBTYPE>local</DBTYPE>
      <OID>20070314023043</OID>
    </OBJECT>
    <OBJECT>
      <OID_TITLE>JNK2AS</OID_TITLE>
      <ID>20070314023058</ID>
      <OID_NOTE>JNK2 antisense oligonucleotides</OID_NOTE>
      <OID_TXT>JNK2AS</OID_TXT>
      <DOC_URL>http://cancerres.aacrjournals.org/cgi/content/abstract/62/11/3257</DOC_URL>
      <BGN_DOM>//A[@name="top"]/following-sibling::P[2](213)(3)</BGN_DOM>
      <END_DOM>//A[@name="top"]/following-sibling::P[2](219)(3)</END_DOM>
      <DBTYPE>local</DBTYPE>
      <OID>20070314023058</OID>
    </OBJECT>
  </FOLDER>
</LIST>

次にリスト上から直接オブジェクトのタイトルやコメントを修正する方法を説明します。
スタイルシートでHTMLドキュメントへ変換するときに、編集したいオブジェクトのタイトルやコメントを表示するHTMLタグ内に、下記の属性を付加する必要があります。

属性名 説明
edit Wired-Markerに対して、タグの内容が編集可能であることを知らせます。値は常に「true」を指定して下さい。
type Wired-Markerに対して、タグの内容が、タイトルかノートかを知らせます。
タイトル:title
ノート:note
oid Wired-Markerに対して、オブジェクトを識別させるための情報です。
dbtype Wired-Markerに対して、オブジェクトがどのデータベースに属しているか識別させるための情報です。

最後に、スタイルシートのエンコードは「UTF-8」のみ認識しますので、「UTF-8」で編集、または保存可能なエディタアプリケーションを使用して作成して下さい。


マーカー情報の索引を作成する[索引表示]

重要なキーワードなどに引いたマーカーの数が増えた場合に、マーカーの一覧をタイトル毎(キーワード毎)にまとめて索引として表示し、索引から簡単にマーカーを引いた位置を参照することが出来ます。

索引の表示 

フォルダに含まれているマーカー情報の索引を作成し、索引からそれぞれのマーカー位置を参照することが出来ます。

1. 索引を作成したいフォルダで右クリックし、コンテキストメニューから「索引表示」→「表示」→「デフォルト...」(または「URL表示...」)を選択します。


2. マーカー情報のタイトルを1つの項目とした、索引のページが表示されます。



索引の保存

フォルダに含まれているマーカー情報の索引は、XMLファイルとして出力する事が出来ます。

1. 索引を作成したいフォルダで右クリックし、コンテキストメニューから「索引表示」→「保存...」を選択します。

2. ファイルの保存先を指定するダイアログで、保存先を指定してください。

3. 索引の情報をまとめたXMLファイルが出力されます。